恋愛系

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の感想とおすすめポイント!

今回は切ない恋の物語。映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』をご紹介します。

2016年に公開された同映画は七月隆文著の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を原作とし、福士蒼汰、小松菜奈といった今をときめく俳優、女優で制作された恋愛映画です。

とても現実離れしている設定で不思議な映画ですが、なぜかめちゃくちゃ感情移入できてしまって気づけば泣いていました。

と同時にとても大切なことを改めて教えてくれる良映画です。

そんな映画について今回は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の感想とおすすめポイント!と題してまとめていきたいと思います!

映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の作品情報

キャスト

  • 南山高寿 – 福士蒼汰
  • 福寿愛美 – 小松菜奈、川北のん(幼少期)、清原果耶(中学生時代)
  • 上山正一 – 東出昌大
  • 林 – 山田裕貴
  • 南山たかもり – 大鷹明良
  • 南山えいこ – 宮崎美子

スタッフ

  • 原作 – 七月隆文『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(宝島社)
  • 監督 – 三木孝浩
  • 脚本 – 吉田智子
  • 音楽 – 松谷卓
  • 主題歌 – back number「ハッピーエンド」(ユニバーサルシグマ)

あらすじ

京都の美大に通う少し冴えない大学生南山高寿(福士蒼汰)が、電車でたまたま見かけた女性福寿愛美(小松菜奈)に一目惚れし、思わず声をかけてしまうところから始まる。

それをきっかけに2人はどんどん距離を縮めていき、付き合うことになるが、あるとき愛美から高寿にある秘密についての告白が…

そして2人の運命の歯車が回り出す。

ちょっと不思議な純愛ムービー。

感想・評価

少しファンタジー要素が混じっている映画で、最初はあまり見るのに気が進まなかったのですが、見始めるとどんどん惹き込まれていきました。

ぼくも映画を見る前に知っていた予備知識を、ネタバレしない程度に書いておくと、主人公高寿の住む世界と、ヒロイン愛美の住む世界とでは時間の流れる方向が逆なんです。

少し複雑なので、気を抜くと「今のはどういうことだ?」とハテナマークが頭に浮かんでしまいますが、その設定を常に頭に置きながら見ると、かなり泣けます。

2つの時間軸が交差する、限られた時間しか会えないのでけっこう切ないんですよね。

でも、それだけの映画じゃありません。

その一見ありえない設定が、とても現実的な大切なこと、「本質」を改めて教えてくれる映画だと感じました。

ぼくが特に改めて考えさせられたのは以下の3点です。

  • 時間の大切さ
  • 大切な人との時間の愛おしさ
  • 愛に包まれている暖かさ

まず時間の大切さ。

これは言わずとも誰もが知っていることでしょう。

だけどだからこそ、普段はあまり意識せず日々を過ごしていることはあると思います。

「明日が来るのは当たり前」

そう思って過ごしていたり、そう思っていないにしてもそれと同じように「日々をないがしろにして過ごしてしまっている」ことは誰にでも経験があると思うんですよね。

そんなときにこの映画を見ると、背筋がピンと伸びるような気がします。

 

そして上記と少し被りますが、大切な人との時間の愛おしさというのも改めて教えてくれます。

大切な人の笑顔。かけてくれた言葉。感触。

そんな瞬間瞬間の何気ないものがとても愛おしく、大切に感じられる映画です。

 

最後に愛に包まれている暖かさです。

とにかくヒロイン愛美の愛の大きさが心に染み渡ります。

ぼくも目を閉じると大切な人が浮かんできて、その愛に包まれる感覚がありました。

この映画を通して普段もらっている愛を改めて認識しました。

 

ここまで感想を読んでいただけていると分かるかもしれませんが、ぼくがこの映画をオススメしたい層は「彼女がいる男性」です!

本当にいろいろと「再認識」させられます。

 

ちなみに、主人公の親友上山(東出昌大)の言葉、

「自分の好きなものを見ろ。それを一緒に楽しめないなら付き合っても意味はない」

というのも地味に好きですね〜!

本当にそうだと思います。

ここがイチオシ!ポイントのシーン

「掃除終わり!次は荷ほどき!」涙目の笑顔

愛美が高寿の引越しを手伝っているときに言ったセリフです。

お互いの呼び名を苗字から下の名前に変えるシーン。

「時間の流れが逆」ということで、この涙目の笑顔の理由に気付いた時、愛美の愛の大きさを感じました。

口コミ・レビュー

やはり「切ない」という口コミが多い印象ですね。

ただそれと同じぐらい高評価も多かったです。

まとめ

今回は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の感想とおすすめポイント!と題して書いていきましたがいかがでしたでしょうか?

切なくて、甘くて、大事なことを教えてくれて…こんないい映画なかなか無い!

そんな映画だと思います。

上でも書きましたが、彼女持ちの男性に特にオススメの映画です!

最後までお読みいただきありがとうございます!